こんにちは、skyrinrinです。
筆箱に必ずといっていいほど入っている消しゴム。
夏場にうっかり暑いところに放置していたら、
「定規に消しゴムがくっついてしまった…」
「消しゴムが溶けてしまった…」
というようなことがあると思います。
今回は、そんな消しゴムが溶けるということについて
消しゴム自体が溶けること、
そして消しゴムがプラスチックを溶かしてしまう
ということについて原因などを詳しく解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください!
・消しゴムが溶けてしまう原因を知りたい方
・消しゴムがプラスチックを溶かすことについて知りたい方
消しゴムが溶けるってどういうこと?

まずは、今回紹介する現象について軽く紹介していきます。
今回紹介していく消しゴムが溶けるという現象は、
と2つに分かれています。

消しゴムが他のプラスチックを溶かすことってあるの!?
消しゴム自体が溶けることは想像できると思うのですが、
実は、消しゴムが定規などの他のプラスチックを柔らかくしたり、
溶かしてしまったりすることもあります。
今回は、その2つの現象についてそれぞれ解説していきます。
消しゴムがべたべたに溶ける原因と対策
それでは、まず消しゴム自身が溶けてしまう現象について解説していきます。
原因:高温・高湿・材質による劣化
では、消しゴムがべたべたに溶けてしまう原因について触れていきます。
消しゴムがべたべたに溶けてしまう原因
それは、温度・湿度、材質などです。
消しゴムはプラスチック消しゴムとラバー消しゴムという
大きく分けて2種類があるのですが、
プラスチック消しゴムの材料である、
塩化ビニルとラバー消しゴムの材料である
天然ゴムの耐熱温度はいずれも60℃前後であり、
それ以上温度の高い場所に保管していると、
劣化や融解によってべたべたに溶けてしまいます。
対策:直射日光・高温を避けた保管を!

それでは、対策方法を紹介していきます。
対策方法は、ズバリ
温度が高いところや直射日光に当たる場所に置かないことです。
直射日光による紫外線は、プラスチックなど様々な物質を劣化させます。
また、夏場に放置していると
気温は30℃前後でも触ってみたら、
「熱っ!」ってなるくらいの温度になっているときもあるので、
夏場の日差しに気を付けて保管しましょう。
消しゴムがプラスチックを溶かす原因と対策

それでは、次は消しゴムがプラスチックを溶かしてしまう現象について話していきます。
長期間筆箱に入れていた定規がなぜか
柔らかくなってしまっている
というようなことが時にあると思います。

そんなことが…
気のせいかなと思うかもしれませんが、
実は、消しゴムによって
プラスチックが柔らかくなったり少し溶けてしまったりすることがあります。
原因:消しゴムに含まれる可塑剤の移動
この現象が起こってしまう原因は、
プラスチック消しゴムに含まれている可塑剤にあります。
“可塑”という名前の通り、
可塑剤はプラスチックを柔らかくするために用いられます。
消しゴムに使われている可塑剤は、
形を整え、粘着性を出すために使われています。
そして、可塑剤は完全に消しゴムのプラスチックと反応しているわけではないので
定規などの他のプラスチックのものと密接していると
可塑剤がそっちに移動して、
柔らかくなったり、溶けてしまったりしてしまいます。
対策:カバーを外さずに使用する・他文具と密着させない
では、消しゴムによって他のプラスチックが溶けないようにするための
方法について話していきます。
具体的な対策は、
の2つがあります。
まず、消しゴムを買うとカバーがついていると思います。
そのカバーを外さずにできるだけ使い続けてください。
直接触れ合わなければ、
可塑剤が移動してプラスチックが溶ける
ということはなくなるので使えるうちはカバーをちゃんと使いましょう。
また、可塑剤が移動して溶けてしまうのはプラスチックだけではなく
上の記事のように消しゴムと鉛筆がくっついてしまったり、
塗装が移ってしまったりと他の文房具に危害を加えてしまうこともあるので、
文房具の中で消しゴムは場所を分けるや、
長期間同じ場所に置かないなどの対策をしましょう。

消しゴムのせいで
プラスチックが溶けちゃうの知らなかった…
消しゴムが溶けてしまったときの処理方法
それでは、消しゴムが溶けてしまったときの対処について話していきます。
無水エタノールで洗浄!

まず、1つ目は無水エタノールを使ってべたべたを取り除く方法です。
この方法では、ゴムの加水分解による劣化と、
プラスチックの劣化によるべたべたによる両方の汚れを取り除くことができます。

清掃系の定番だよね!
新しいものを買う
2つ目の選択は、
思い切って新しいものを買ってしまうことです。
ものを大切にすることはめちゃくちゃ重要なことですが、
一度、溶けて可塑剤が流出してしまった消しゴムは
品質が落ちてしまい、本来の消しゴムとしての効果を発揮することができません。
また、溶けたり柔らかくなってしまった定規などの場合でも
劣化してしまったものを直すことは難しいので、
思い切って新しいものを買ってみるのも一つの手だと思います。
まとめ
今回は、消しゴムがべたべたに溶けてしまう
消しゴムが他のプラスチックを溶かしてしまう
ということについて原因や対策方法などをまとめていきました。
消しゴムのラバーとプラスチックについての知識もついたと思います。
消しゴムが溶けたり、他のものを溶かしてしまわないように対策をしていきましょう!
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